1995年(平成7年)の5月、相澤忠洋の七回忌に『足尾路遺文』は小冊子として発刊されました。下の画像がそれです。表紙の題字は相澤本人によるもので、新聞連載時にも表題として掲載されていました。
ashioji
 以下、連載当時の小/見出しを並べました。()内は昭和47年/1972年の掲載日です。本ブログの仕様上、再現できませんでしたが、木欒子には「もくれんじ」、甍には「いらか」とルビが振ってあります。
    1. はじめに  心ひかれた巡礼道 (9月30日 土曜)
    2. 石階段の寺①  本堂まで続く玉石 (10月1日 日曜)
    3. 石階段の寺②  札所一番の故事来歴 (10月3日 火曜)
    4. 竹林の大寺  京都を思い出す風景 (10月4日 水曜)
    5. 清水寺  手足のない千手観音 (10月6日 金曜)
    6. 追憶の寺①  法灯の面影なし (10月7日 土曜)
    7. 追憶の寺②  林のなかに堂跡 (10月8日 日曜)
    8. 追憶の寺③  千社札みつける (10月10日 火曜)
    9. 追憶の寺④  雑草の中に手洗鉢 (10月11日 水曜)
    10. 戦跡の寺  千人塚、今でもお祭り (10月12日 木曜)
    11. 杉木立の寺跡  額に昔をしのぶ (10月13日 金曜)
    12. 老桜の寺  衛士思わす地蔵 (10月14日 土曜)
    13. 老松の寺  戦乱の時代に建つ (10月15日 日曜)
    14. 廃寺の長円寺  カヤに往時の面影 (10月17日 火曜)
    15. 岩宿地蔵院  みごとな尊像二体 (10月18日 水曜)
    16. 木欒子の寺  権威あった朱印状 (10月20日 金曜)
    17. 町筋の大寺  ご本尊は柿薬師 (10月21日 土曜)
    18. ほほえむ仏像  託す子宝への願い (10月22日 日曜)
    19. 梵鐘の寺  路傍に百体の石仏 (10月24日 火曜)
    20. ケンポナシの寺  法灯守る90歳の僧 (10月25日 水曜)
    21. 甍の寺  古戦場後に秋の花 (10月27日 金曜)
    22. 茶の木の寺  本堂だけがポツンと (10月28日 土曜)
    23. 俳諧の寺  俳人と交遊22世 (10月29日 日曜)
    24. 老梅の寺  焼けただれた仏像 (10月31日 火曜)
    25. 柿の木村の寺  すばらしい尊像 (11月1日 水曜)
    26. 谷間の寺跡  焼失、いまは一面畑 (11月3日 金曜)
    27. 石堂の院  祠に昔をしのぶ (11月4日 土曜)
    28. 河原の寺  墓石に冷たい川風 (11月5日 日曜)
    29. 神戸宿の寺  荒れた社殿に道祖神 (11月7日 火曜)
    30. 黒松の寺  にぎわい今いずこ (11月8日 水曜)
    31. 座間の寺  227年、変らぬ塗彩 (11月10日 金曜)
    32. 巡礼の心を求め  取材に1500㌔走破 (11月11日 土曜)